若い時はバイクに乗っていたけど、もう10年以上乗っていない…
40代だけどもう一度バイクに乗りたい…大丈夫かな…
おじさんリターンライダーにおすすめのバイクってある?
こんなお悩みを解決します。
●おじさんリターンライダーにおすすめのバイク3選
●リターンライダーが気を付けるべきこととは
筆者は16歳の時に原付の免許を取得してからほとんどの期間バイクを所有し、乗り続けてきました。※ちなみに現在43歳のおじさんです。
基本的にはバイクに乗り続けてきた筆者ですが、冬場に数カ月バイクに乗らなかっただけでも、次に乗るときに気を付けないと危ないことが多々ありました。
ましてや、何年も乗らなかった方ならバイク乗りにリターンするのは勇気がいることでしょう。
でもリターンするだけの魅力がバイクにはありますからね。
最初におじさんリターンライダーにおすすめのバイクの結論を述べてしまうと
『あなたの乗りたいバイクが一番のおすすめです!』
それでも悩む方もいると思いますので、筆者がおすすめする車種も紹介させていただきます。
乗りたいバイクを決めよう!
リターンライダーだろうがなんだろうが、どんなバイクに乗るのかを先ずは決めることが先決です!
ネイキッドに乗りたい!
ネイキッドバイクとは、エンジンがむき出しのバイクのことを言います。
いわゆるカウルが無いバイクですね。
日本では昔からおなじみのスタイルの人気の車種です。
●Honda:スーパーフォア
●Kawasaki:ゼファー
●Yamaha:XJR
●Suzuki:イナズマ
ネイキッドのメリット
ネイキッドバイクのメリットを紹介します。
メンテナンスしやすい
バイクの中ではパーツ構成がシンプルで数も少ないことと、エンジンがむき出しのため各種メンテナンスがしやすいことは大きなメリットです。
自分でメンテナンスをしたい方にはおすすめな車種です。
運転しやすい
カウルがないのでハンドルが大きくきれるため、小回りが効きます。
また、ハンドルが比較的アップポジションのデザインが多いので疲れにくいこともメリットですね。
飽きにくいデザイン
シンプルイズベストのデザインです。
極端に尖ったデザインのバイクですと案外すぐに飽きがきますが、ネイキッドバイクはそんなことは少ないでしょう。
長く付き合うバイクとしては飽きがこないのは理想的ですよ。
ネイキッドのデメリット
ネイキッドバイクのデメリットを紹介します。
風の影響が大きい
風の抵抗を軽減するためのカウルが付いていません。
風の強い日や高速道路走行などではカウル付きのバイクに比べて気を付ける必要があります。
ネイキッドバイクでも小型のミニカウル(風防)を付けることもできるのである程度の対策はできます。
スーパースポーツに乗りたい!
バイクレースで使われているようなフルカウルで最新装備満載なのがスーパースポーツです。
おじさん世代ですと『レーサーレプリカ』といった方がなじみ深いですかね。
セパハンにバックステップといった装備ですので前傾姿勢でのライディングポジションになります。
バイクに速さを求める方にはおすすめな車種です。
●Honda:CBR
●Kawasaki:Ninja H2
●Yamaha:YZF-R1
●Suzuki:GSX-R
スーパースポーツのメリット
スーパースポーツバイクのメリットを紹介します。
走行性能
基となっているのがレースで使用されているバイクですので、最新技術の塊なわけです。
走行性能においては他の車種とは比較になりません。
最高速はもちろん、カーブの旋回性能、ブレーキ性能においても最高水準の車種です。
車体の軽さ
レースで使用する前提で開発されていますので、車体の重量も極限まで低くなっています。
排気量の割りに小振りな車体と軽さです。
所有感
スーパースポーツバイクは最新技術の塊ですので、性能が高い分お値段も高いです。
そんなバイクを所有して乗り回しているということは一種のステータスになります。
スーパースポーツのデメリット
スーパースポーツバイクのデメリットを紹介します。
街乗りに適さない
高い走行性能ですが正直街乗りでは持て余してしまうでしょう。
最高速度が300㎞/hでるとしても、その性能を活かせるのはレース場かせいぜい高速道路です。
乗車姿勢も極端な前傾姿勢になるため、長時間乗り続けるのには向いていません。
転ぶと修理代が高い
フルカウルのバイクは転ぶと必ずと言っていいほどカウルが割れます。
その修理代はかなり高額になるので気を付けましょう。
クルーザーに乗りたい!
シート高が低く、長い車体が特徴のクルーザーです。
一番有名なのはハーレーダビッドソンですね。
おじさん世代だと『アメリカン』の方がなじみ深い車種です。
ロー&ロングに足を前に投げ出したスタイルが好きな方におすすめです。
●Honda:レブル
●Kawasaki:バルカン
●Yamaha:ドラッグスター
●Suzuki:ブルバード
クルーザーのメリット
クルーザーバイクのメリットを紹介します。
足つきが良い
クルーザーは足つきが良いのが特徴です。
そのため、身長の低い方や女性にも人気の車種です。
信号待ちなどでもべったりと両足がつくので立ちごけなどの心配も少ないです。
タンデムしやすい
他の車種に比べクルーザーはタンデムしやすいバイクが多いです。
タンデムシートも大きく座りやすいのでカップルでのツーリングにもおすすめです。
疲れにくい
ハンドルが高い位置にあり、足を前に投げ出すポジションは見た目以上に楽です。
ツーリングなど長い距離を走ることに向いている車種です。
クルーザーのデメリット
クルーザーバイクのデメリットを紹介します。
車体が重い
見た目そのままに重いです。
まさにアイアンホースといった感じです。
バイクを降りての取り回しは正直大変です。
また重いのでスピードもでにくいです。
曲がりにくい
ロー&ロングのスタイルは直線を走るのには最高ですが、峠などのワインディングを走るのには向いていません。
もちろん最近のバイクはそれでも走りやすくなっていますが。
クラシックに乗りたい!
ネイキッドとモデル的にかぶる部分がありますが、メッキパーツを多用して更にクラシカルな見た目が特徴なのがクラシックバイクです。
スポークホイールやキックスターターなど今のモデルには付いていない装備も魅力の一つです。
●Honda:GB250クラブマン
●Kawasaki:W800
●Yamaha:SR400
●Suzuki:ボルティ
クラシックのメリット
クラシックバイクのメリットを紹介します。
おしゃれ
クラシックバイクはとてもおしゃれです。
現行のバイクには無い色気があります。
性能においては低い車種が多いですが、それを差し置いても乗りたいと思わせる魅力があります。
バイクにファッション性を求めるならクラシックバイクがおすすめです。
クラシックのデメリット
クラシックバイクのデメリットを紹介します。
部品調達が大変
クラシックといってもスタイルが古いだけで現行で販売されている車種もありますが、中には絶版となって久しい車種も多いです。
パーツが必要になっても思うように手に入らない可能性もあります。
錆びるパーツ
クラシックバイクの多くがメッキやスチールのパーツを多用しています。
クラシックバイクの魅力ではありますが、それらのパーツは手入れを怠るとすぐに錆びてしまいます。
オフロードに乗りたい!
砂利道や林道などの悪路でも走れるのが魅力のオフロードバイク。
車体が軽いので気軽に乗れるので、案外街乗りでも使えます。
●Honda:CRF250L
●Kawasaki:KLX230
●Yamaha:セロー
●Suzuki:ジェベル
オフロードのメリット
オフロードバイクのメリットを紹介します。
走破性の高さ
オフロードバイク最大のメリットはその走破性の高さです。
林道ツーリングは楽しいですよ。
オン・オフ両方気にせずにどこにでも行けるのは最高です。
車体が軽い
車体が非常に軽いのが特徴です。
悪路でも切り返しする必要があるので重要な要素です。
また、その軽さから日常の街乗り用としても重宝します。
オフロードのデメリット
オフロードバイクのデメリットを紹介します。
足つきが悪い
オフロードバイク全般的にシートが高いです。
身長の低い方や女性だとネックになります。
案外慣れてしまえば大丈夫という人も多いですが。
長距離ツーリングに向いていない
車体を軽くするため、タンク容量が小さい車種が多いです。
そのため長距離ツーリングには向かないかもしれません。
またシート形状が平なこともありおしりが痛くなるという問題もあります。
ツアラーに乗りたい!
ツアラーバイクの多くはカウルが付いており、タンク容量も多く、ハンドルも高い位置にあるなど、長距離ツーリングに最適な車種です。
●Honda:ゴールドウィング
●Kawasaki:VERSYS-X 250 tourer
●Yamaha:FJR1300
●Suzuki:Hayabusa
ツアラーのメリット
ツアラーバイクのメリットを紹介します。
疲れにくい
長距離の移動が楽になるように設計されているバイクですので長い時間乗っていても疲れにくいです。
風の抵抗を軽減するためのカウルや乗車姿勢が前傾にならない点もメリットです。
積載しやすい
シートバッグやサイドバッグなど車体のいたるところに積載しやすい機能があります。
ソロキャンプが趣味の方には最適な車種です。
給油回数を少なくできる
ツーリング中の給油は何気に大変です。
容量の大きいタンクですと給油回数が減らせて便利です。
ツーリング先によってはガソリンスタンドが無かったりもしますからね。
ツアラーのデメリット
ツアラーバイクのデメリットを紹介します。
車体が重い
長距離での安定性がある分、車体が重いです。
Uターンなどは転ばないように注意が必要です。
車体が大きい
ツアラーバイクは車体が大きいです。
すり抜けなどは止めておきましょう。
足つきが悪い
オフロードバイクほどではないですが、足つきが悪い車種が多いです。
全部ではないので、事前に調べておきましょう。
アドベンチャーに乗りたい!
バイク1台で日本全国どこでも行きたいという方におすすめな車種がアドベンチャーバイクです。
ツアラーとオフロードを足したようなバイクです。
●Honda:CRF1100L アフリカツイン
●Kawasaki:VERSYS1000SE
●Yamaha:Tenere700
●Suzuki:Vストローム650
アドベンチャーのメリット
アドベンチャーバイクのメリットを紹介します。
オン・オフどちらも楽しめる
アドベンチャーはその名のとおり冒険が得意です。
オンロードでもオフロードでも気にせずに走ることができます。
最新装備
トラクションコントロールを始め、最新の電子制御システムを搭載しているモデルも多いです。
安全性が高いバイクとも言えるでしょう。
アドベンチャーのデメリット
アドベンチャーバイクのデメリットを紹介します。
車両価格が高い
最新装備がある分、車両価格は高いです。
財布には優しくないバイクかもしれません。
足つきが悪い
シートが高い車種が多いです。
車体も大きいため身長が低い方には注意が必要かもしれません。
ミニバイクに乗りたい!
50cc〜125ccのバイクを基本的にはミニバイクといいます。
※ここでは原付きスクーターは入れないです。
小さいからこその楽しみ方があるので奥が深いのがミニバイクです。
セカンドバイクとして所持する人も多いです。
●Honda:スーパーカブ110
●Kawasaki:Z125PRO
●Yamaha:YB125SP
●Suzuki:GSX-R 125
ミニバイクのメリット
ミニバイクのメリットを紹介します。
車体が小さい
小さいので小回りが効きます。
ちょっと近くのコンビニまで行くのもラクラクです。
パーツが安い
大型バイクのパーツは非常に高いです。
マフラー一つで数十万円もザラです。
ミニバイクのパーツは小さいこともあり非常にリーズナブルです。
カスタムが趣味の方にもピッタリです。
維持費が安い
税金関係の費用や保険代など維持費が安いのが大きなメリットです。
年間維持費は馬鹿になりませんからね。
燃費が良い
リッター40〜60km/Lくらい走りますので、お財布にも地球にも優しいバイクです。
ミニバイクのデメリット
ミニバイクのデメリットを紹介します。
遅い
排気量が少ないのでしょうがありませんが、やはりスピードは遅いです。
速さを求めるバイクではありません。
通れない道路がある
高速道路などミニバイクでは通ることができない道があります。
特に50ccのミニバイクは二段階右折をする必要があるのでけっこう面倒です。
スクーターに乗りたい!
キックスケーターにエンジンを載せたのがはじまりとなっているスクーターです。
気軽に乗れるバイクとしていつの時代にも愛されている車種です。
●Honda:PCX e:HEV
●Kawasaki:エプシロン250
●Yamaha:トリシティ125
●Suzuki:シグナスX
スクーターのメリット
スクーターのメリットを紹介します。
クラッチ操作がない
通常バイクはシフトチェンジする際にクラッチ操作が必要です。
これに慣れないとなかなか難しいのですが、スクーターにはクラッチがありません。
オートマバイクは非常に楽です。
シート下の積載スペースが優秀
バイクは基本的に積載能力が皆無です。
もちろんシートバッグやらタンクバッグやらを付けることはできますが。
スクーターはシート下が非常に大きい積載スペースになっています。
ヘルメットを入れたり、買い物したときにも助かります。
防風性が高い
スクーターの形状のメリットとして前方からの風の影響を受けにくいです。
女性の方でスカートで乗ることもできます。
スクーターのデメリット
スクーターのデメリットを紹介します。
遅い
排気量にもよりますが、基本的にスクーターはスピードが出にくいです。
車に煽られることもあるかもしれません。
エンジンブレーキが使えない
クラッチによるシフトチェンジがないのでエンジンブレーキがあまり効きません。
ブレーキレバーによるブレーキングが重要です。
バランスがとりずらい
スクーターはタンクをニーグリップすることができないこともあり、低速でのバランスをとることが難しいです。
おじさんリターンライダーにおすすめのバイク3選
冒頭に述べた通り、『あなたの乗りたいバイクが一番のおすすめです!』
これは間違いありません。
でもそれでもなかなか決められない方もいるでしょう。
こちらでは筆者がおすすめするおじさんリターンライダー向けのバイクを紹介します。
kawasaki Z900 RS
40代のおじさんにとって憧れのバイクNo.1はKawasakiのZⅠ、ZⅡだと思います。
でもリターンライダーにとって旧車は扱いづらい面もあるのでおすすめできません。
価格も非常に高いですし。
最新装備で現行モデルであるZ900RSなら見た目も運転性も高いので満足度は高いです。
yamaha MT-07
筆者も所有しているバイクです。
大型初心者にもおすすめできる優秀なバイクですよ。
軽いのにパワフルですし、何より価格が安いのが魅力です。
リターンライダーでも安心して乗れるバイクですよ。
NC750X
DCTモデルが選択できるのでクラッチ操作が不安なリターンライダーでも大丈夫です。
燃費も良く、乗りやすいバイクです。
メットイン収納も非常に便利です。
毎日の通勤にもおすすめできます。
リターンライダーが気を付けるべきこととは
若いころはバリバリに乗れていたとしても今は違います。
ここではリターンライダーが気を付けるべきことを紹介します。
無理をしない
友だちとのツーリング等で、無理をしないように気を付けましょう。
リターンライダーの方は慣れるまでは自分のペースで走ることを意識して無理に周りに合わせてペースを上げない様にしてください。
装備はしっかりと
リターンライダーに限らずですが、バイク乗りはそれなりの装備をするのがマナーです。
バイク用のジャケットやブーツ、プロテクターの装備はしましょう。
任意保険にも入ること
気を付けていても事故にあうこともあります。
もしもの時に備えて任意保険への加入をおすすめします。
あとがき|バイクライフを楽しもう
バイクは楽しい趣味ですが、危険もあるのは間違いありません。
リターンライダーの方も運転に慣れるまでは無理をしないで楽しんでください。
安全運転を守った走りでも十分バイクは楽しいですよ。
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